GW中のランナーに告ぐ! 今は控えて!
ランナーが激増していますね。
かくいう私もにわかランナーに。36時間以内で246キロを一気に走る、ギリシアの「スパルタスロン」に出場するくらい、走りまくっていたのに、近ごろはジョギングさえほとんどしない状態。それがまた、この機に走るようになりました。
「健康維持のために歩くのも走るのも問題ない」みたいな風潮でしたが、さすがに集団で走ったり、心拍数をあげてはぁはぁ追い込むのはNG、とはわかっていました。しかし、公園にはそういう輩もまだまだ多い。
あほか! そんな固まってわちゃわちゃ走っていたら、ジムと同じじゃないか!
だからにわかランナーは…まったく!(自分もにわかランナーのくせに…でも走歴だけはあるW)
と嘆いていました。
かつて皇居ランナーが一挙に増えたときにも、マナーが問題になりましたよね。
道幅いっぱい、広がって走るビギナーランナーが邪魔
すごいスピードで追い抜く本気ランナーが恐怖
音楽を聴きながらでは周りの音が聞こえず危険
と様々な苦情がでたため、反時計まわりに、追い抜くときは声をかけ左側から、など様々なルールが生まれました。
いずれも自分以外の人の立場を想像すれば解決することのような。
とういう私も、すいている時間帯の公園やひとけのない住宅街なら大丈夫、と毎日のようにせっせと走っていました。
近くの善福寺川公園もランナーの多い川沿いを避けてけもの道みたいなところを走ってみたり。
けれど、かなり離れていてもマスクをしていないランナーを見るのは不安、通勤の使う街道にランナーが多すぎて歩きづらい、横をランナーが通り過ぎるのが怖くて息を止める、という声を身近な人から聞いてはっとしました。
そうよね。約2mのソーシャルディスタンスを保っていても、同じペースで同じ方向で走っていれば、前のランナーのはいた息の中に突入するようなもの。それ以上の距離が必要になる。実際、走るときは10メートルくらい距離を保ったほうがいいといい説も。それを検証するこんなデータも話題になっていましたね。
「大人のラジオ体操」でも知られる整形外科医、中村格子先生のブログより。格子先生ご自身もランナーであり、医師としてアスリートやトレーナーなどスポーツ関係者との交流が深い方。わかりやすい説明に説得力があります。
結論。マスクは必要。すれ違う人、近くにいる人を不安にさせないためにも。
そして混雑が予想されるGWは積極的に走るべきではない。
今は控えて! きっといつかはまた、みんなで走れる。今は控えて!