3大中毒回避策③ 忍びよる家飲みアルコール中毒
知ってました? 実は多い女性のキッチンドランカー
先行きが見えない不安から、ついつい家飲みに走ってしまうという声も。実際、平均的なアルコール摂取量も増えているようで、ビールやサワーの缶コーナーが売り切れでがらんどうになっているスーパーも、緊急事態宣言発令直後には、結構、見かけました。
コロナ感染拡大防止による自宅待機をきっかけに普段飲まない層も自宅で飲むようになり、アルコール中毒予備軍が実は増えているのかも…。
昔、ビールメーカーに通う仕事をしていた時に(社内グループ報を編集するお手伝いをしていました)適正飲酒についても学び、取材したのですが、衝撃だったのは、実は主婦のアルコール依存症がすごく増えているという事実。
いわゆる料理をしながらついつい飲んでしまう、キッチンドランカーですね。そういう意味では在宅ワークがメインで、いつでも飲める自分にもその可能性は大いにアリ。ぞ~っとしました。
そもそもキッチンドランカーというのは、普段、酒場で飲む習慣がなかった主婦が、調理用のワインなどを味見するうちに美味しさに目覚め、知らぬ間にキッチンでへべれけになる習慣がついてしまうこと。
お酒を飲む機会があまりないタイプのほうが陥りやすいようです。(その点ではもともと呑み助で、むしろ外飲み派の自分は危険度が少ない? いや家ではまったく飲まないタイプなのでかえって危険かも)
SkypeやZOOM飲み会が増えるにつれ、酒量は多くなり、ときにはとまらないくらいのときも。人と一緒だと楽しくて、調子に乗ってしまうタイプなんですね、私。
女性は男性に比べて肝臓も小さく、アルコールを分解するスピードが遅い。体質的に体脂肪が多く、血液中のアルコール濃度も増えやすいのです。多量飲酒が骨密度を減少させるというデータもあるそう。
真剣に適正飲酒の問題に取り組んでいるので、各ビールメーカーのオフィシャルサイトでは、その実情や回避法をまとめています。私はキリンのサイトがわかりやすかったな。なかでもお酒と女性に関するデータは必読! (自分は体が大きく、胃袋も大きいので肝臓も大きいはず! なんて勝手に思っていたら、脂肪も大きく影響するんですね)
おや、最近、家飲みし過ぎ? と思ったら一度、各酒造メーカーのCSVサイト記事をチェックしてみるのがいいかもね。
自分ではなく同居している家族の酒量が増えてきたな、と心配な時も参考になるデータや対策法がいろいろ載っています。休肝日をつくだけでリズムがつくられる、とか。今は優秀なノンアルドリンクもたくさん出ていますしね。
結論! 歯止めをかけるのはやっぱり頻度。飲まれずに飲む!
今、家飲みで気をつけていることは…
1必ずチェイサー(水)と同時に飲む。これはバーでも常識! 飲んだ量だけ水を飲み、水分補給。
2私の場合、飲むとつまみが止まらず、お酒の量も加速するので、ごくごく少量の乾きものだけ(ここで煎り玄米や無塩ローストナッツ、出場!)
3モクテル(ノンアルコールカクテル)を重用。炭酸水にシナモンスティック入れるだけで気分が出ます。器に凝れば、お湯のお湯割りもなかなか風情があり、酔えるW。
でしょうか。チェイサーもしっかり飲み、2杯飲んだら次はノンアルコール、というくらいがちょうどいいようです。
竹芝桟橋横にオープンしたスタイリッシュなホテル、メズム東京のミクソロジスト(自由な発想でカクテルを想像するバーテンダー)がアップした、ノンアルコールのカクテル、モクテルのレシピ動画。レモンとセロリで簡単にできちゃう。ぜひまねしてみたいです。
(このバー、すっごくユニークなオリジナルカクテルがたくさんあってぜひ行きたい! まだ建設中のところを下見で行ったんですが、空間も開放的で、すっごく素敵なんですよ~~)
あとはハッピーアワーを設ける! よくバーや居酒屋であるあれですね。お客さんの少ない時間帯にドリンクが半額になるサービス。
家飲みでも、自由に飲んでいいのは夕食時前後の17時から20時の3時間、と決めて、ハッピーアワー終了後は一杯500円として、500円貯金をしてはどうかなあ?
不思議なもので、自宅でも支払いがあると、ちょびっとだけセーブできる気がします。貯まったお金で、収束明け、居酒屋やバーで飲むのを楽しみにするのもいい。(って結局、飲むお金に消えるのですがW)
コーヒーも、糖質も、アルコールも、人生を豊かにしてくれるもの。こんな時期だからこそ、気分の切り替えやリラックス、不安を和らげるパートナーとして、うまく付き合っていきたいですよね。