賢者にきく！ ⑩初夏はノルディックウォーキングで快適散歩
こんな風景、公園でみたことありませんか～～？
雪もないのにストックなんか持ってて変なの。ぷぷぷ。っと思った方もいるかもしれません。確かに最初は不思議ですよね。陸上でストック。
すみません！ 私も体験レポートをするまでは半信半疑でした！ でもね。このポールと呼ばれる2本の棒を使うことで、一歩ごとにぐーん、ぐーんと推進力のある歩き方になって、姿勢もよくなり、全身で進むことができるんですよ！
ということで今回はノルディックウォーキングの賢者、黒木公美さんです！
ノルディックウォーキングの取材をしたのはもう6年くらい前かなあ。ランニングなどのフィットネス系取材で、体験レポートをしたのがきっかけでした。
最初にポール（スキーのストックみたいなあれですね）の調整をし、すこし試しに歩いた後は、多摩川の河川敷や近くの神社など、いろいろめぐって、エクササイズというよりは遠足みたいな感覚でした。
実際、通常のウォーキングより、20％ほど運動量がアップするといわれているだけに、歩き終わった後はいつもより全身がじわっとするような感覚だったのを覚えています。
推進力の秘密はやはりあれ！ ポールです！
スキーのストックと違うのは、その先が丸、もしくは針のようにとがっているのではなく、台形のような四角なんです。つまり地面に対して垂直ではなく、すこしアングルががある、少しポールを前に傾けたような角度の時に安定するのです。
このカタログを見るとわかるかな？ 先端の形状がスキーとは違うでしょ？ これで地面をぴたっととらえるのです。
つまりね、雪の面をとらえるスキーと違い、ノルディックウォーキングのポールは支えるためのものではなく、正しい姿勢に導くためのものなんです。（スキーも上達するとそうですものね）
だからポールをもって歩くと背筋がぐいった伸び、骨盤が前傾する手ごたえを感じます。膝の下だけで歩くのではなく、肩甲骨のあたりやお尻の大きな筋肉をつかってぐいっと前に進む感じ。この感覚は実際に試してみないとわからないかも！
なんでしたっけ、ポケモンの進化系みたく、自分の体の機能がぐぐぐっと上がる感じなんですよ。
スキーやトレッキング用とは先端の形状が違う！
ちなみに先端がこの台形っぽくない「ポールウォーキング」用ポールというのもあるので注意！ ローインパクトな分、トレーニング強度が低く、高齢者でも安心なのだとか。シェイプアップ効果を狙うなら、私はノルディックウォーキングがおすすめです。あとトレッキング用のポールとも違うみたいですよ。
この過去のブログにわかりやすい選び方があるのでご参照あれ！
いつもは公美コーチ、ノルディックウォーキングの体験レッスンやツアーを企画して、ノルディックウォーキングの普及に努めているのですが、現在は各イベントもお休み中。
そこで、初心者のかたも気軽にトライできるように、ポールのセッティング方法などの動画を立ち上げたそう。
ちなみに適度なスピードで歩くなら身長×0.68の長さが基準。トレーニング強度を上げる場合はまた微調整するにして、まずはこのサイズに調整してみるのがよさそう。ポールは以下のサイトから通信販売できます。フィンランド製のLapinなど、だいたい1万円くらいからみたいです。ビギナー用のランニングシューズと同じ感覚か。
また、オンラインによるフォーム指導も企画中。
日本全国、どこにいても気軽に始められるようになったノルディックウォーキング。緑が美しいこれからの季節。今こそスタートするのに最適ですよ～
