NorikoManiwaの風のまにまに

杉並在住アラフィフライターのポストコロナ生活

ニューヨーカーから学ぶスーパーでの買い物術

こちら、主婦の友社による40代女性向けのWEBマガジン「otona salone」で執筆した記事。なんとスマートニュース等でのアップも含め、38万PVも記録したそうです。

 

非常事態宣言直後の4月9日のアップということもあり、みなさまのお役に立てたようでうれしかった~。今週末のスーパーは混雑しそうなので、ここでもアップします。

 

「ロックダウンのNYから警告。日本人のユルユルの「買い物」に潜むこれだけの危険」、ぜひご覧になってください。

otonasalone.jp

 

あれから2週間。あのころにはちょっと大げさに感じられた買ってきた食材の消毒や、徹底的に接触を減らすためのコツですが、これからもっとシビアに対策したほうがよさそうです。そこで再度、ニューヨーカーから学ぶ、スーパーマーケットでの買い物術を考えてみました。

 

1 回数、滞在時間、時刻…接触頻度を減らす!

小池都知事からの要請でも3日に1度程度にスーパーに買いに行く頻度を抑えてほしいとありましたが、NYの友人は1、2週間分をまとめ買いしたりしています。

もともと高齢者専用の時間帯を設けたり、入場制限、ソーシャルディスタンスを保つ並びなど、スーパーでも密にならない策をとっていたものの、スーパーは感染の可能性が高いとして、極力、行かない。買うものも事前にリストアップして、最小限の滞在時間にする、など意識していたと聞きます。

 

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駅前の24時間スーパー。早朝5時台は棚卸しのためのスタッフはいるが、ほぼ貸し切り。

 

私は、駅にある24時間営業のスーパーに早朝5~6時台に週1,2回行っています。

インテリア撮影のときに小道具用のフルーツや花を買うために、始発前後のこの時間帯によく行っていたのですが、貸し切り状態なんですよ! しかも新しい商品を一気に陳列する時間帯なので、誰も触れていない商品が多く、安心。

 

近所に、いや一駅、二駅歩いてでも、24時間営業のスーパーがあるなら、早朝の誰もいない時間帯でゆったり買い物をするのがおすすめです。

 

2 買ってきた食材は玄関で即、消毒!

これは記事でも掲載したミシガン州のジェフリー医師の動画による、買ってきた食材のウィルス除去法をぜひ参考にして! パッケージをアルコール消毒し、野菜のビニール袋や紙製のパッケージなど、不要なものはその場で廃棄。安全なものだけを室内に持ち込むという方法。

 

要介護のご両親に届けるための食材の消毒法、テイクアウトの食材についてなどもレクチャーしてくれている動画で、参考になります。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=sjDuwc9KBps&feature=emb_logo

 

3 住宅街の個人店やコンビニを活用。

これは盲点だと思うのですが、食材があるのは大型のスーパーマーケットだけではないんですよね。駅からかなり離れた住宅街にある小さな個人店などを回るのも手。手間ひまをかけ、足を使えば、スーパーに頼らなくても、食材は手に入ります。

 

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駅からも自宅からも徒歩10分以上ある住宅街の個人店。品質が素晴らしい!

八百屋さん、お肉屋さん、お惣菜屋さんなどの専門店も住宅街には点在しています。大型スーパーのPB(プライベートブランド)のような格安ではないけれど、昔ながらのお豆腐屋さんでできたてのお豆腐や湯葉なども買えるし、老舗のお米屋さんの品ぞろえにはもう感激! その場で精米してくれるのですが、玄米だと割安なのでそれもうれしい。お米屋さんはよろずやとして機能していたのか、乾麺や調味料、洗剤などの生活用品もそろえていたりします。

 

コンビニだって強力な味方。すいているお店、時間帯を狙えば行列はしないし、野菜や肉などの生鮮食料品をそろえているところも。薬局を併設したところには、マスクや消毒液がうっかり残っていたりもするようです。地元のコンビニをみなおしてみるのもいいかも。

 

4 周囲を歩きながらすくタイミングを待つ。

とはいえ人気の個人商店には小規模ゆえ、そのエリアの住民による行列ができることも。環八沿いに牛肉の卸専門店「新井屋」という名店があるのですが、卸売りがメインのため、営業は週2回。クオリティもコスパもすばらしく、うちはビフォーコロナからの大ファン。リピーターが集まります。

 

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週2回営業の牛肉卸の名店「新井屋」はいつも人気。でも昼時は行列なし!

 

あ、行列ができているな、と思うとその場を離れてぐるぐるとその周辺をウォーキング。20分くらい歩くと、ふと行列が途切れたりすることも。人気店は開店直後よりも、その数時間後、お昼どきなどのほうがすくようです。

 

それでも行列がすごいときはあきらめる。お肉がなくてもほかの食材だってある。いつかすいているときにまた、トライする。その割り切りも必要だと思います!

 

5 共有のものは触らない。かごもペンも携帯!

スーパーに置くバスケットも数を制限、ということはやはりバスケットのハンドルなどから感染するパターンも多いはず。実際、NYの友人の同僚は自宅待機でリモートワーク、外出は近くのスーパーのみ、というのに感染したそうです。

 

共有のものには手を触れない。振れてもハンドルは持たない。みなが触らない下の部分。消毒してくれているからと安心しないで、自分でその場で消毒するか、手ぶくろをつける。それくらい徹底しないといけないようです。

 

カードを使用して、サインを書くようなときにも注意。共用のペンは多くの人が手にしたもの。宅急便の受け取りのときなども。必ずペンは携帯するようにして、自分のペン以外は手にしないようにしましょう。

 

6 みんながとる行動の裏をかくべし!

したり顔で語っていますが、これが正しいのか、充分なのかはまったく不明。大げさでも何でも、想像できるかぎりのリスク回避は念のためやっておこう、というおまじないのような感じ。

 

結局はね、想像力だと思うんですよ。みんなが買いだめすると思うなら、時間をずらす、意外な場所に行く、いっそ食材を買うのはあきらめてテイクアウトを楽しむ。

 

もうこうなったらマリーアントワネットじゃないけれど、「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」くらいの気持ちで、リスクを侵すより、今あるものに満足したほうがいい。

 

明日の週末、早朝や中心地ではないお店に行って、ぜひ安全に、そしてスマートに買い物してくださいね!